「趣味のスポーツ中に腰が痛い…それでも続けていい?ファシア(筋膜)からみる安全な判断基準」
こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
「趣味のスポーツをしているけれど、最近腰が痛い」
「少し痛いけれど、動けば楽になる気もする…でも無理はしたくない」
そんなお悩みを持つ方は少なくありません。
ファシア(筋膜)の視点から見ると、腰痛がある状態での運動は
「必ずしも悪いことではありません。」
大切なのは、「どんな痛みか」を正しく見極めること。
今回は、ファシア(筋膜)の働きを踏まえながら、
「動かしてもいい痛み」と「休むべき痛み」の違い、
そして安全にスポーツを続けるためのポイントを解説します。

1. 「腰痛があっても運動していいの?」という疑問の背景
スポーツをしている人の多くは、
「多少痛くても我慢して続ける」「休むと筋力が落ちるのでは?」と考えがちです。
しかし、筋膜リリースの考え方では、
痛みがある=必ず動いてはいけないとは限りません。
筋膜(ファシア)は、全身を包み、身体の張力や感覚をつないでいる膜のネットワークです。
痛みや張りは、このファシアが「負担を感じているサイン」。
つまり、身体からのメッセージをどう読み取るかが大切なのです。
2. 「動かしてよい痛み」と「休むべき痛み」の違い
腰痛のとき、動かすべきか、休むべきかを判断するポイントは「痛みの質と反応」です。
次の表を参考にしてください。
| 痛みの種類 | 状況の特徴 | 判断の目安 |
| 鈍い・重い・こわばり感 | 動き始めは痛いが、動くうちに楽になる | 動かしてOK(循環不足タイプ) |
| 動かすと少し痛いが、止めると和らぐ | 筋膜の滑走不良・癒着が原因 | 軽く動かすと改善の可能性あり |
| ズキッと鋭い痛み、電気のような痛み | 局所的な損傷・神経の過敏化 | すぐに中止・安静を優先 |
| 夜間痛・じっとしても痛い | 炎症や強い防御反応 | 休息・専門家の確認が必要 |
「動くと軽くなる」痛みは、筋膜の循環が滞っているサイン。
軽く動かして血流を促すと、むしろ改善します。
一方で、「動くと悪化する」痛みは、防御反応が強く出ている状態。
無理をせず、身体を休めることが大切です。
3. ファシア(筋膜)からみた「痛みの正体」
腰痛といっても、痛みの原因が「腰」だけにあるとは限りません。
筋膜は筋肉や骨、内臓を包み込み、全身を連結しています。
そのため、離れた部位のファシアの硬さが腰に負担をかけるケースが多いのです。
特に次のようなパターンがよく見られます。
- 太もも裏(ハムストリング)の硬さ
→ 骨盤を後ろに引っ張り、腰に過剰な張力がかかる。 - 胸やお腹の筋膜の縮み
→ 猫背や前傾姿勢になり、腰が反りすぎる。 - お尻(中殿筋・梨状筋)の癒着
→ 骨盤の回旋をロックし、腰で代償動作が起きる。
つまり、腰の痛みは「結果」であり、「原因」は別の場所にあることが多いのです。
だからこそ、「腰だけを揉む」ケアでは一時的な改善に留まりやすいのです。
4. ファシア(筋膜)で見る「スポーツを続けても良い」条件
次の3つを満たしていれば、
腰痛があってもスポーツを続けても問題ないとされています。
条件① 痛みが広がっていない
翌日まで強く残るような痛みでなければ、
一時的な張りや循環の変化と考えられます。
条件② 呼吸が止まっていない
動作中に「息を止めてこらえる」状態は防御反応が強いサイン。
呼吸を止めずにできる範囲が安全ラインです。
条件③ 姿勢が保てている
フォームが崩れていると、別の部位に代償が起き、筋膜がさらにねじれます。
動作が美しく保てる範囲までにしましょう。
5. スポーツ中・後にできるセルフケア
「完全に休む」よりも、**“整えてから再開する”**のが理想です。
以下のケアを取り入れることで、回復と再発防止を両立できます。
● 呼吸リリース
仰向けに寝てお腹に手を置き、鼻から吸って口から吐く。
腰やお腹まわりの筋膜が内側からゆるみ、呼吸も深くなります。
● 温熱ケア
スポーツ後は腰・お尻・太もも裏を温めて血流を促します。
ホットタオルや入浴でも十分。
筋膜の粘性が下がり、柔軟性が戻りやすくなります。

● テニスボールリリース
お尻の奥(坐骨の横あたり)にテニスボールを当て、90秒ほど静止します。
“ゴリゴリ動かす”より、“待つ”ほうが効果的。
筋膜は持続圧でゆるむ性質があります。
これらを続けることで、
「痛みの蓄積 → 動きの制限 → 負担の増加」という悪循環を防げます。
6. 休むべきタイミングとは?
次のような症状がある場合は、無理せず運動を中断しましょう。
- 動かすたびに鋭い痛みが走る
- 片側の脚にしびれ・力の入りにくさがある
- 休んでも夜も痛みが続く
- 発熱や腫れなど炎症のサインがある
これらは筋膜だけでなく、神経や関節のトラブルが関わる可能性があります。
一時的な自己ケアではなく、専門家の確認が必要です。
7. まとめ ― “休む”ではなく“整えて続ける”
| 状況 | 対応 | MFR的ポイント |
| 軽い張り・だるさ | 軽い運動・温め・呼吸 | 筋膜を動かし循環を促す |
| 動かすと鋭い痛み | 一時的に休む・冷却 | 防御反応を鎮める |
| 慢性的な繰り返し痛 | MFRで全身を整える | 根本的な張力バランスの改善 |
腰痛があるとき、「動かす or 休む」の二択ではなく、
**“整えながら動く”**という選択が最も安全で効果的です。
拝志フィジカルセラピー ファシアラボより
スポーツは本来、身体を健康に導くためのものです。
もし動くたびに痛みが出るなら、それは“壊れている”のではなく、
筋膜のバランスが乱れているサインかもしれません。
拝志フィジカルセラピー ファシアラボでは、
ファシア(筋膜)の施術を通じて、
「動かすと痛い身体」から「動くことで整う身体」へ導きます。
痛みを我慢せず、安心してスポーツを続けるために。
一度、身体のファシア(筋膜)バランスを見直してみてください。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、
神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。
投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
-
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。
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