「重い物を持つ時にぎっくり腰を防ぐコツ」

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
今回は、多くの方が一度は経験する、または不安を感じているテーマ
「重い物を持つ時にぎっくり腰を防ぐコツ」についてお話しします。

引っ越しや職場での荷物運び、日常のちょっとした動作で
「なぜか腰を痛めてしまった」
そんな経験はありませんか。
実はその背景には、筋肉や骨だけでは説明できない原因が隠れていることが多いのです。

なぜ「慢性的な痛み・ぎっくり腰」は筋膜由来なのか

多くの方は
「重い物を持ったから筋肉を痛めた」
と思いがちですが、実際の臨床では少し違います。

筋膜は全身をつなぐ張力ネットワークです

筋膜は、
筋肉

内臓
神経
これらすべてを包み込み、全身を一枚のネットのようにつないでいる組織です。

そのため、
腰そのものに問題がなくても
背中やお腹、脚の筋膜が硬くなっていると
腰に一気に負荷が集まる
という現象が起こります。

張力のネットワーク(イメージ)

ぎっくり腰は「突然起きた」のではありません

重い物を持つ瞬間に起きるぎっくり腰は、

その場で急に悪くなった
というよりも
すでに硬くなっていた筋膜が、最後の一押しで限界を超えた
というケースが非常に多いです。

つまり原因は
「持ち方が悪かった」よりも
「持つ前の身体の状態」
であることがほとんどなのです。

ファシアの視点で考える「ぎっくり腰を防ぐ本質」

一般的には
腰を落として
膝を使って
と言われます。

もちろん間違いではありませんが、
それだけではぎっくり腰は防ぎきれません。

ファシアの視点では、次の三つを特に大切にします。

重い物を持つ時にぎっくり腰を防ぐ三つのコツ

一つ目 持つ前に張力を抜くことが最優先です

一番重要なのは
持ち上げる瞬間ではありません。

やってほしいことはとてもシンプルです。
持つ前に一呼吸、ゆっくり吐いてください。
肩や背中、お腹を少しゆるめる意識を入れます。

呼吸を止めたまま持つと、
筋膜が一気に硬くなり
力の逃げ場がなくなり
腰に負担が集中します。

吐いてから持つ。
これはぎっくり腰を防ぐうえで、非常に重要なポイントです。

二つ目 腰で持たない。身体全体で包みます

腰で持つ動作そのものが、実は危険です。

意識してほしいポイントは、
物を身体にできるだけ近づけること。
腕、胸、お腹、脚で包み込むように支えること。
腰を支点にしないことです。

筋膜は、
距離が離れるほど負担が増える
という性質があります。

物が身体から遠いほど、
腰の筋膜に一気に負荷が集まってしまいます。

自分の体重が後ろに傾くのを上手く利用しながら、持ち上げるという力学を使うことも
力に頼りすぎて痛めたりすることが少なくなります。
但し、タイミングやコツのようなものも
必要になってくるので、あまり参考にならないかもしれません。

三つ目 一気に動かさないこと

ぎっくり腰は
速さと硬さが重なったときに起こります。

勢いよく持ち上げる
ひねりながら持つ
反動を使う
これらは避けたい動作です。

おすすめなのは、
まず重さを感じること。
一度「重いな」と認識してから動くこと。
動き出しを丁寧にすることです。

筋膜は、急激な変化がとても苦手です。
これは年齢に関係なく起こります。

実は一番大事なのは「日常の蓄積」です

どんなに気をつけて持っても、
デスクワーク
長時間の運転
片側ばかり使う癖
これらが続いていると、筋膜は少しずつ硬くなっていきます。

その結果、
ある日、限界が来てしまいます。

だから私たちは
ぎっくり腰は事故ではなく、結果
だと考えています。

ぎっくり腰を防ぐために日頃できる簡単なこと

難しいことは必要ありません。

寝る前に、お尻や太ももの前後をストレッチする
足指や足首を緩める。
胸を伸ばし、腰以外の場所をしっかりと緩める。

イメージ

まとめ

ぎっくり腰の多くは、
筋肉や骨ではなく、筋膜の張力が限界を超えた結果です。

防ぐコツは、
持つ前に吐くこと。
腰で持たないこと。
急がないこと。(しっかり足で踏ん張る!)

本質は、
持ち方よりも、普段の身体の状態にあります。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、
神谷町駅徒歩1分のファシアラボ

直接ご予約できます。

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。