どの段階で整形外科や痛み専門の医師に見てもらうべきか?
「この痛み、整体だけでいいの?」そんな不安を感じていませんか?
腰痛や背中の凝りが長引くと、多くの方が「整体やマッサージで様子を見ていいのか?」「整形外科に行くべきなのか?」と迷われます。
確かに、筋膜のこわばりや姿勢の乱れが原因なら、筋膜ケア(ファシアケア)で改善するケースは多くあります。
しかし中には、できるだけ早く医師の診察を受けるべきサインも存在します。今回はその見極め方をわかりやすくお伝えします。
早めに病院を受診した方がいい危険サイン
次のような症状がある場合は、整体やリラクゼーションだけで済ませず、まずは整形外科や痛み専門のクリニックを受診しましょう。
• 排尿障害がある
おしっこの出が悪い、頻尿、急に我慢できなくなるなど。神経の圧迫が疑われます。
• ふらつきが強い
立ち上がったときや歩行中にバランスを崩しやすい。脊椎や神経の問題が関与している可能性があります。
• 歩くとつま先が引っかかる
「つまずきやすい」「足が思うように前に出ない」と感じるのは、下肢の神経障害のサインかもしれません。
• 脚が出にくい・力が入らない
筋力低下や神経麻痺の兆候が考えられます。
これらは「神経症状」と呼ばれるものです。放置すると進行することもあるため、迷わず医師に相談しましょう。

「動作時痛」と「静止時痛」もチェックポイント
腰痛や背中の痛みを評価するうえで大切なのが、痛みがどのタイミングで出るかです。
• 動作時痛(動いたときの痛み)
立ち上がる、歩く、物を持つときなどに痛む場合。筋肉や筋膜の緊張が大きく関わっているケースが多いです。
• 静止時痛(じっとしていても痛む)
寝ているときや座っているだけで痛い場合。これは筋膜の問題だけではなく、神経や関節の病変が隠れている可能性もあります。
ここで重要なのは、動作時の痛みと静止時の痛みが「同じ性質」か「違う性質」かを見極めることです。
もし動作に関係なく強い痛みが続く場合は、自己判断せず医師の診察を受けることをおすすめします。
「少し楽になる時間や行動」があるかどうかも重要
危険な痛みかどうかを見分けるとき、一時的にでも楽になる瞬間があるかを観察するのも大切です。
• 横になって休むと少し楽になる
• 動き出すとこわばりが和らぐ
• 温めたりストレッチすると症状が軽くなる
こうした「楽になる行動や時間」がある場合は、神経の重大な障害よりも、筋膜のこわばりや姿勢の乱れが関係している可能性が高いです。
逆に、何をしても変わらない痛み・動作に関係なく常に強い痛みは危険信号です。
こんな場合は整体や筋膜ケアでも対応できます
すべての腰痛や背中の痛みが医療機関に直結するわけではありません。次のようなケースは筋膜ケアでも十分に対応可能です。
• 長時間同じ姿勢を続けると痛む
• 朝起きると身体がこわばる
• 動き出すと徐々に楽になる
• ストレッチやセルフケアで症状が和らぐ
• 一時的にでも「楽になる時間」がある
これらは筋膜や姿勢の影響が強く、施術で改善が期待できます。
「怖い病気のサインかどうか」を見極めることが大切
腰痛や背中の凝りのほとんどは命に関わる病気ではありません。
しかし、
• 排尿や歩行に関わる神経症状
• 動作に関係なく強い痛みが続く
• 脚の力が入りにくい
こうした症状は【赤信号】です。
一方で「痛みが一時的に緩和する」ケースは危険性が低いと判断できることが多く、整体や筋膜ケアで根本改善を目指せます。
当院ができること ― 正しい判断とサポート
拝志フィジカルセラピー ファシアラボでは、初回カウンセリングで危険サインがあるかどうかを必ずチェックします。
必要に応じて医師の診察をすすめ、安心して施術を受けられる環境を整えています。
そのうえで、「病院では異常なし」と言われても痛みが残る方には、筋膜ケアで全身を整え、慢性痛の根本改善をサポートします。
まとめ ― 自分の身体を守るための目安
腰痛や背中の痛みで整形外科や痛み専門医に行くべきか迷ったら、次のチェックリストを思い出してください。
• ✅ 排尿や歩行に異常がある
• ✅ ふらつきや筋力低下がある
• ✅ 動作に関係なく強い痛みが続く
• ✅ 何をしても楽にならない
これらがある場合は病院へ。
逆に、「休むと少し楽になる」「動くと和らぐ」などの変化がある場合は危険性が低く、整体や筋膜ケアでの改善が期待できます。
「この痛みは整体でいいのか?病院に行くべきなのか?」――その迷いを解消し、安心して根本改善を目指せるように、私たちは全力でサポートします。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ
投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
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私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。






