施術を受ける頻度・期間はどれくらい必要か?

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
腰痛や背中の凝りに悩んで、「施術を受けてみたいけれど、どのくらい通えばいいの?」と気になっていませんか?

実はこれは、多くの方からいただくご質問のひとつです。
今回は、施術の頻度や期間の目安について、わかりやすくお伝えします。

腰痛改善に必要な施術頻度は人それぞれ

まず知っておいていただきたいのは、施術回数や期間に明確な正解はないということです。
なぜなら、腰痛の程度や生活習慣、身体の使い方は人によって異なるからです。

ただし、目安としては「腰痛が出てからの期間」と「痛みの強さ」で考えると分かりやすくなります。

慢性腰痛の“重症度”とは?

腰痛には軽いものから重いものまでさまざまな段階があります。
特に、腰痛歴が3年以上ある方は“重症”に分類されることが多いです。

  • 軽度〜中程度:腰痛歴1〜2年以内
  • 重度:腰痛歴3年以上

長期にわたる腰痛は、筋膜や体のクセが深く固まっているため、改善にも時間がかかりやすいのです。

重症の腰痛には「最初が大切」

特に慢性腰痛が3年以上続いている方は、最初の数週間〜数ヶ月を集中ケアにあてることが重要です。

理想的な通い方の目安

  • 週2〜3回の施術を1〜3週間
    集中的に行うことで、身体の回復スイッチが入りやすくなります。お金や時間の負担はありますが、このステップを踏むことでその後の改善がスムーズになり、ほとんどの方が良い変化を実感されています。
    実際、施術家の立場としても最初の1〜3回はとても大事です。なぜなら、施術後の反応や身体の変化を確認できないと、「刺激は適切だったのか」「身体はどう反応しているのか」が判断できず、施術の方向性に迷いが出てしまうからです。
  • その後は週1回を継続
    少なくとも3ヶ月間(10〜12回程度)続けていただくと、多くの方が「痛みが楽になった」「動きやすくなった」と実感されています。

「週1回以上」が難しい方へ

仕事や家庭の都合で「週1回以上は通えない」という方も少なくありません。
その場合でも、週1回を3ヶ月続けるだけで、しっかり変化を感じられるケースは多いです。

ただし、1年以上腰痛を抱えている方が5回以内で大きな改善を得るのは正直難しいです。
そのため、1〜2回だけで判断してしまうと「効果がない」と思い込んでしまい、結果的にお金も時間も無駄にしてしまう可能性があります。

大切なのは「無理のないペースで、一定期間は続けること」。
短期間で集中的に行うのが理想ですが、コツコツ積み重ねること自体が改善のカギになります。

どのくらいで変化を感じられる?

「何回くらいで良くなりますか?」という質問もよくいただきます。

個人差はありますが、多くの方が5〜10回前後で「明らかに変わってきた」と実感されます。
重症の方は最初の数回では大きな変化を感じにくい場合もありますが、続けるうちに徐々に身体が柔らかさや軽さを取り戻していきます。

難治性の腰痛について

重症の中には「難治性」といって改善がゆっくりなケースもあります。
その場合でも、痛みの程度を半分以下にすることを目標にすれば、不安が和らぎ「大丈夫だ」と感じられる方が多いです。

腰痛を完全に“ゼロ”にするのではなく、日常生活に支障が出ないレベルにまで改善することが現実的で大切なゴールです。

通う頻度を減らしていくステップ

施術を続けて痛みが落ち着いてきたら、少しずつ通う回数を減らしていきます。

  • 最初:週2〜3回
  • 安定期:週1回
  • 改善後:2週間に1回、あるいは月1回のメンテナンス

このように段階的に減らしていけば、再発を防ぎながら、無理なく健康を維持できます。

まとめ:施術の頻度・期間は“あなた次第”

腰痛改善に必要な施術の頻度・期間は、

  • 腰痛の期間(1〜2年以内か、3年以上か)
  • 痛みの強さ
  • 日常生活の習慣やストレス

によって変わります。

ただし目安としては…

  • 重症(腰痛歴3年以上):最初は週2〜3回 → その後は週1回を3ヶ月(10〜12回)
  • 通うのが難しい場合:週1回を3ヶ月続けるだけでも効果を実感できる
  • 改善後は:2週に1回 → 月1回のメンテナンス

あなたの身体が発しているサインに耳を傾け、無理のないペースで続けることが、根本改善への近道です。

慢性腰痛や背中の凝りで「どのくらい通えばいいの?」と迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
ファシア(筋膜)ケアで、あなたに合った最適なプランをご提案いたします。

直接ご予約できます。

絶対にあなたを傷つけたり、強制するような施術ではありませんので安心してください。

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。