腰痛=年のせい・老化の考えは正しいのか?

「年だから仕方ない」…本当にそうでしょうか?

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
腰痛で悩む方の中には「もう年だから仕方ない」と諦めている方が少なくありません。特に病院で「骨や関節に大きな異常はありません」と言われたあとに痛みが続くと、「これは老化だから治らないのかも」と考えてしまいがちです。

しかし、実際には**「年齢=腰痛の直接原因」ではない**ことが多いのです。その証拠に若い人でも多くの人が腰痛に悩んでいます。では何が関わっているのでしょうか?その答えの一つが「筋膜(ファシア)」にあります。

加齢による腰痛の正体は「筋膜のこわばり」

筋膜とは、筋肉や骨、内臓、血管や神経まで全身を包み込み、つないでいる薄い膜です。まるで全身タイツのように体を支え、姿勢や動きに深く関わっています。

年齢を重ねると、転倒や小さなケガ、長年の姿勢のクセなどによって筋膜が硬くなり、体に「こわばり」が蓄積していきます。これが腰痛や背中の凝りとなって現れるのです。

つまり「年だから腰が痛い」のではなく、「長年の蓄積による筋膜の制限」が原因であることが多いのです。

高齢者にやさしい筋膜リリースとは?

当院で行っている「筋膜リリース」は、年齢を問わず安全に受けていただける施術です。力任せに押したり揉んだりするのではなく、**制限されている部位にやさしく持続的に圧をかけて“待つ”**ことで、体の奥深くにある筋膜の緊張を解きほぐしていきます。

この「待つ」という時間がとても大切で、その間に体の中では細胞レベルで変化が起こります。血流やリンパの流れが整い、神経やホルモンの反応も改善していくのです。

そのため、赤ちゃんから90代以上の方まで、幅広い年代の方に安心して受けていただけます。

高齢者でも安心して受けられる理由

  • 力を加えすぎないため、ケガの心配が少ない
  • ベッドの上や車椅子でも施術可能
  • 薬を減らせるケースもある(医師の許可が必要ですが、介護施設でも施術していました)
  • 動きやすさ・可動域の改善が期待できる

例えば車椅子に座ったままでも、背後から肩や胸の筋膜をリリースすることができます。枕に体を預けて前かがみの姿勢で背中や腰を解放する方法も効果的です。腕や脚をやさしく伸ばすだけでも、全身の緊張がほどけていきます。

筋膜リリースで「心」も軽くなる

興味深いのは、筋膜リリースが体だけでなく心のケアにもつながるということです。

筋膜には、これまで経験した痛みやストレスが「体の記憶」として刻まれてしまうことがあります。長年の緊張が解放されると、心までスッと軽くなり、「こんなに呼吸が楽になるなんて」「気持ちまで前向きになった」とおっしゃる方も多いです。

「老化現象」ではなく「未処理のこわばり」

高齢の方に多い「背中が丸まる」「首が前に出る」といった姿勢も、必ずしも老化のせいだけではありません。実際には、筋膜の制限が長年解放されずに残っていることが大きな原因です。

年齢に関わらず、筋膜リリースは体をやさしく整えていきます。

まとめ:「年のせい」と諦める前に

腰痛を「年だから」と片づけてしまうのは、少しもったいないことです。
筋膜リリースは、加齢による体のこわばりや痛みにやさしく働きかけ、体も心も軽くしてくれる方法です。

  • 腰痛は「年齢=原因」ではない
  • 本当の原因は「筋膜の制限」
  • 筋膜リリースは高齢者でも安全に受けられる
  • 体だけでなく心も解放される

もし「年だから仕方ない」と諦めているなら、一度ファシア(筋膜)ケアを体験してみてください。あなたの体が本来持っている「回復力」に、きっと驚かれるはずです。

「腰痛改善に必要な施術の頻度や期間」について知りたい方は、当院のブログ記事もぜひご覧ください。

直接ご予約できます。

絶対にあなたを傷つけたり、強制するような施術ではありませんので安心してください。

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。