「ぎっくり腰は何日で治るのか 回復期間の目安を解説」
こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
今回は「ぎっくり腰は何日で治るのか 回復期間の目安」について、筋膜の視点から分かりやすく解説します。
ぎっくり腰は「安静にしていれば3日で治る」と言われることもありますが、実際には人によって回復スピードがまったく違います。
その理由は、ぎっくり腰が単なる筋肉痛ではなく、筋膜がどれほど広範囲でロック(医学的な用語がないのでこう表現しますが…。)しているかによって、改善日数が大きく変わるためです。
筋膜のロックは、いわば“肉離れ”に似た状態で筋膜の滑走不全からの痛み、炎症も伴っています。
その規模が腰全体の筋膜が固まっているのかごく一部の付着部だけなのか
これだけでも、同じぎっくり腰でも治りやすさがまったく変わります。
いわゆる「一回の施術で治った」というケースは、こうした“局所のロック”だけの軽症タイプの可能性もあると思います。
腰全体や背中、下肢までパンパンに硬いケースのタイプでは、一回で治ることはまずありません。また筋膜のロックの強度である程度にも関係します。
「筋膜の範囲とロックの程度」にさまざまなケースがあります。
宣伝文句に惑わされず、自分の状態を正しく理解することが大切です。
では、筋膜の視点から見た“正しい回復期間の目安”を解説します。
結論:ぎっくり腰の回復期間は「3日〜3週間」が目安
私たちの考え方では、ぎっくり腰は筋膜の急激な縮こまりで、滑らなくなる状態
防御反応による硬さこれらが主な原因です。
そのため、筋膜のロックがどの程度なのかで回復期間が決まります。
具体的には次の通りです。
軽度(筋膜の表層のみロック)
1〜3日で動けるようになる
1週間以内に日常生活へ復帰
中度(大きな筋肉の筋膜全体がロックしている)
3〜7日で改善が見えてくる
1〜2週間で通常動作が可能
重度(慢性的にかかる負荷が背景にあり、筋膜の肥厚が強い)
1〜2週間で半分の痛みが減る
2〜3週間で日常生活に復帰
重要なのは
痛みの強さ=重症度ではない
という点です。
痛みが強くても局所で浅い層だけ、ロックの程度が弱い人は早く治りますし、痛みがそこまで強くなくても、筋膜が広範囲に強くロックしていれば長引きます。
なかなか表現が難しいところです。
痛みが「当日から翌日がピーク」になる理由
ぎっくり腰は瞬間よりも、数時間後に痛みが増すことが多いです。
これは筋膜の特徴が関係しています。
筋膜は負荷がかかった直後より、数時間後に一気に硬くなる性質があります。
そのため
当日夕方
翌日の朝
に最も痛みが強くなりやすいのです。
ただし、正しいセルフケアを行うと
2日目以降から緊張が抜け始める
3〜4日で動けるようになる
という自然回復の流れに入りやすくなります。
初期対応で回復期間は大きく変わる
ぎっくり腰は初動がすべてと言っても過言ではありません。
間違った行動をすると、回復期間が2倍以上に伸びることもあります。
正しい初期対応は次の三つです。
伸ばさない
痛い部分を引き伸ばすとロックが悪化する
痛い場所に軽く触れながら小さく動く
これが筋膜のロック解除に最も効果的
痛くない姿勢で休む
体が安心すると、筋膜の緊張が自然と緩む
反対に、次の行動は回復を遅らせます。
強いストレッチ
痛む部分を押しまくる
長時間じっとしている
急激な動きが大きい整体や患部に対して強いマッサージを受ける
筋膜は刺激に敏感なため、急性期に強い刺激は逆効果になります。
回復が早い人・遅い人の違い(筋膜の視点)
回復が早い人
普段から姿勢が良い
筋膜が柔らかい
初期対応が正しい
呼吸が浅くない
回復が遅い人
反り腰や猫背など姿勢の崩れがある
デスクワークで腰が常に緊張している
日常的な疲労が蓄積している
ストレスが強く呼吸が浅い
初日に無理をした

「ギックリ腰」になってしまいます。
筋膜は「日常生活の影響をそのまま記憶する組織」であるため、普段の状態がそのまま回復期間に反映されます。
回復を早めるセルフケア(三つだけで十分)
痛い部分に軽く触れる
手の温度で筋膜が緩み、防御反応が弱まる
微細な動きを使う
膝を立てて左右にほんの少し揺らす
骨盤を軽く前後に動かす
温める
筋膜は温めると柔らかくなる
炎症が強い場合のみ短時間冷却
これだけでも、回復スピードは大きく変わります。
まとめ(回復期間の目安)
ぎっくり腰が治るまでの日数は、筋膜のロックの範囲と程度によって変わります。
軽度なら1〜3日
中度なら3〜7日
深い癒着がある場合は2〜3週間
初期対応次第で、回復が半分の期間で済むこともあれば、逆に2倍かかることもあります。
筋膜のロックをいかに早く解除できるかが、治るスピードを決める最大のポイントです。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ

投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
-
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。
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