「腰痛を改善したあと“良い身体”を維持するためのファシアケアの習慣」

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

腰痛が改善すると、多くの方が「これでもう大丈夫」と安心します。
しかし、本当に大切なのは“痛みがなくなったあと”の過ごし方です。

本来の目的は、「なぜ痛みが出るような状態になるのか?」などを理解することで、今後、腰痛で困るような人生から解放されることです。

今回お伝えするのは筋膜(ファシア)の状態を整え、「動ける身体」「再発しにくい身体」をつくるためのケアの方法です。腰痛を改善したあとに「良い身体」を維持するための、ファシアケアの考え方と習慣についてお伝えします。


1. 「痛みがなくなった=治った」ではない理由

腰痛が落ち着いても、身体の中ではまだ“回復途中”のことが多いです。
痛みとは、身体が発していた「バランスの崩れ」のサイン。
ファシア(筋膜)のケアで痛みが取れたあとも、筋膜の張力バランスや感覚のリセットには時間がかかります。

整った状態を維持するためには、

  • 同じ姿勢で長時間過ごさない
  • 呼吸を深くする
  • 軽い動きで全身の滑らかさを保つ
    といった、日常の“動きの質”がとても重要になります。

痛みがなくなった後にこそ、ファシアの状態を良くしていく習慣が始まります。

2. 筋膜は「動かすことで整う」

ファシア(筋膜)は、動きによって潤いとしなやかさを保っています。
動かさない時間が続くと、内部のヒアルロン酸が粘りを増し、膜どうしの滑りが悪くなります。
これが再び「重だるい」「硬い」「違和感が戻ってきた」という感覚の正体です。

筋膜を健康に保つためのポイントは次の3つです。

  1. ゆっくりした呼吸とともに動くこと
     → 呼吸のリズムで全身の筋膜ラインが伸び縮みします。
  2. 小さな動きを毎日続けること
     → 5分の体幹ねじりや前屈だけでも滑走性が保たれます。
  3. 温度と水分を保つこと
     → 温かく潤った状態が、ファシアにとって“理想の環境”です。

筋膜は「使いすぎ」よりも「使わなさすぎ」で硬くなる組織。
だからこそ、“無理なく・やさしく・頻度を多く”がコツです。

3. 毎日できる「ファシアケア習慣」

ここでは、施術後の良い状態を保つためにおすすめのセルフケアをご紹介します。

● 呼吸リリース(横隔膜・お腹の筋膜を整える)

  1. 仰向けに寝て、お腹に手を置きます。
  2. 鼻から3秒吸い、口から6秒かけて吐きます。
  3. 身体がゆっくり沈む感覚を味わいながら、1〜2分続けましょう。

→ 横隔膜がゆるむと、腰や背中の筋膜ライン全体が自然に整います。


● 体側ストレッチ(全身のファシアルラインを整える)

  1. 立って両手を上に伸ばし、片方へゆっくり体を倒します。
  2. 反対側も同じように行いましょう。
  3. 呼吸を止めずに3往復行います。

→ 背中〜腰〜太ももにかけての「後面ライン」が伸び、張りやこわばりを防ぎます。


● テニスボールリリース(お尻〜腰の緊張をゆるめる)

  1. テニスボールをお尻の下に置き、体重を少し乗せて90秒キープ。
  2. 「ゴリゴリ動かす」よりも、「じっと待つ」ことがポイントです。

→ 筋膜は急に押すよりも、「待つ圧」でほどけていきます。

4. 再発を防ぐ「感覚を育てる」意識

そして本当に大事なことは「感覚の再教育」です。
痛みを感じる前に、身体のこわばりや呼吸の浅さに気づけるようになると、再発を防ぐことができます。

次のような習慣を取り入れると良いでしょう。

  • 朝起きたときに「今日はどこが張っているか」を感じる
  • 仕事の合間に1分だけ深呼吸をする
  • 夜、お風呂の中で身体の左右差を観察する

これらはすべて、「筋膜がどう動いているか」を感じ取るトレーニングです。
“自分の身体の声を聞く”ことこそが、最も効果的なファシアケアなのです。

5. ファシアラボが考える「良い身体」とは

当院では、「良い身体=痛みがない身体」ではなく、
「自由に動ける・感じられる身体」と考えています。

ファシア(筋膜)の施術で痛みが軽くなったあと、
そこからが「自立したケア」のスタートです。
自分で自分の身体を整えられるようになると、
腰痛だけでなく、姿勢・呼吸・睡眠までが変わっていきます。

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まとめ ― “整える”から“育てる”へ

状態ファシアの反応対応
痛みが出た防御反応・こわばり呼吸・温熱で落ち着かせる
動きが悪い滑走性の低下ゆっくりしたストレッチ(できれば60秒以上)
違和感が出た感覚の鈍化軽いリリース・意識を向ける

腰痛を改善したあとに大切なのは、「もう痛くならないようにする」ではなく「整う状態を維持する」という考え方です。
ファシアを通して身体を感じ、毎日少しずつ整えることが、健康のいちばんの近道です。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボより
今回は少し表面的な話になりましたが、痛みが取れたあとこそ、身体と向き合うチャンスです。
私たちは、あなたが「痛みのない未来」ではなく、「動ける未来」を手に入れられるようサポートしています。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、
神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

直接ご予約できます。

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。