ファシア(筋膜)の視点から身体のベーストーン(張力)を切り替える

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
本日は
身体のベーストーン 自律神経と組織の張りを切り替える行為
ファシアの視点
というテーマでお話しします。
少し意外に感じられるかもしれませんが
今回の主役は 感謝 です。
ただし 心の持ちようの話ではありません。
ファシアという身体の組織の視点から見ると
感謝はとても現実的で 身体に直接作用する行為なのです。
感謝とは思考ではなく身体状態の切り替え
一般的に感謝というと
前向きに考えましょう
気持ちを切り替えましょう
という心の話として語られがちです。
しかしファシアの視点では
感謝は明確に
身体のベーストーンを切り替える行為
だと考えます。
一日を 不満 緊張 まだ終わっていない感じ のまま終えると
身体は戦っている状態のままになります。
このとき身体は無意識に力を抜けず
組織の張りは強く
動きにくい状態で固まりやすくなります。
一方 一日の終わりに
今日も一日よく生きた
無事に終えられた
と感謝で締めると
身体は少しだけ安心します。
安心すると呼吸が深くなり
組織はゆるみやすくなり
回復の方向に向かいます。
つまり感謝とは
翌日に持ち越す身体の状態を
自分で選び直すスイッチなのです。

寝る前はファシアが最も記憶する時間帯
ファシアは
姿勢や動きだけでなく
呼吸の浅さ
緊張
感情の状態
こうしたものを
まとめて記憶する性質があります。
現実に心臓移植後、一部の患者さんが次のような体験を語ることがあります。
• 食べ物の好みが変わった(タバコ吸ってなかった人が吸い始める)
• 性格が変化したように感じる
• 見知らぬ場所や人に強い既視感を覚える
• 夢の内容が変わった
これらが「ドナーの記憶ではないか」と解釈され、いわゆる「セルラーメモリー(細胞記憶)説」として語られるようになりました。記憶は脳だけではないかも知れません。
このようなことからも、身体の状態に合わせてファシア(筋膜)は変化しています。
特に寝る前は
身体にかかる重さが減り
周囲の刺激も少なくなり
自分の内側の感覚を感じやすくなります。
この時間帯に
どんな気持ちで過ごしているかが
翌朝の身体の初期設定になります。
感謝しないまま眠ると
気持ちの問題ではなく
緊張を含んだ身体の張りが
そのまま保存されてしまいます。
朝起きたときに
理由は分からないけれど
身体が重い
だるい
動き出しにくい
と感じる方は
この影響を受けていることも少なくありません。
存在への感謝はファシアへの直接のアプローチ
ここで大切なのは
出来事への感謝ではなく
存在そのものへの感謝です。
生きていること
ここにいること
身体を持って体験できていること
このレベルの感謝に触れたとき
身体は深い安心感を得ます。
ファシアは
今は安全
守らなくていい
と感じたとき
最も防御的な張りを手放します。
逆に
自分は足りない
もっと頑張らなければ
負けたくない
という感覚が続くと
身体はずっと緊張を解けません。
抜けない張りの正体
臨床の現場では
どれだけ丁寧に触れても
なかなか抜けない張りに出会うことがあります。
以前
ご自身で ブラック企業で働いている と話されていた方がいました。
周囲は次々に辞めていく。
でも自分は辞められない。
ここで辞めたら負けだと思っている。
その方の身体は
常に戦闘モードでした。
特に手のひらが強く張り
他の方とは明らかに違う印象でした。
ご本人には自覚がありません。
しかし身体は
休む許可を与えられていなかったのです。
このような状態では
身体は回復に入れません。
感謝や安心が入らない限り
ファシアはずっと守り続けます。
方法よりも在り方が先
よく
どんなストレッチがいいですか
どんな呼吸が正しいですか
と聞かれます。
もちろん方法も大切です。
しかしそれ以上に重要なのは
どんな気持ちで行うか
です。
身体に入る刺激が
安全な文脈で届くかどうか。
これがファシアの反応を大きく左右します。
感謝できる状態は
身体にとって
もう防御しなくていい
というサインになります。
存在そのものに感謝する
感謝とは
一日の出来事を評価する行為ではなく
存在そのものに感謝する。
身体とファシアにもう守らなくていいと伝える行為です。
ファシアラボの思想とのつながり
私たちの臨床思想に置き換えると
感謝できない状態は
ファシアがまだ戦っている状態です。
感謝できる状態は
ファシアが回復モードに入った状態です。
医学で語られない内容ではありますが、
つまり感謝は、深い意味を持っており
セルフケアの最初の一手であり
どんな施術や運動よりも先に
身体の土台を整える行為なのです。
慢性腰痛や背中の凝りがなかなか改善しない方は
身体が休む準備に入れていないだけ
ということも少なくありません。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は
神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ
投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
-
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。







