首が痛い…病院で「ストレートネック」と言われたらどうすればいい?

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こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

首が痛くて病院に行ったとき、
「ストレートネックですね」
と言われた経験がある方は多いと思います。

ただ、その後に多くの方がこう感じます。

それで結局どうすればいいのか
治るのか
一生このままなのか

今回は、ストレートネックと言われたときに知っておきたい大切なポイントを整理してお話しします。

ストレートネックとは何か

まずストレートネックとは、本来ゆるやかなカーブをしている首の骨がまっすぐに近い状態になっていることを指します。

首の骨は本来、少し反ったカーブをしています。これを前弯と呼びます。このカーブがあることで次のような働きがあります。

頭の重さを分散する
衝撃を吸収する
首や肩の負担を減らす

頭の重さは約4キロから6キロあります。ボーリングの球ほどの重さと言われることもあります。

このカーブが減ってしまうと、首周りの筋肉や組織に負担が集中しやすくなると考えられています。そのため、首の痛みや肩こりと関連づけて説明されることが多い状態です。

ただしストレートネックが必ず痛みの原因とは限らない

ここでとても大切なことがあります。

ストレートネックと言われると、多くの方が「骨が悪くなっているから痛い」と考えてしまいます。しかし実際には、骨の形だけでは痛みを説明できないケースが多くあります。

研究では、ストレートネックでも痛みがない人が多く存在することが分かっています。逆に、正常なカーブがある人でも首の痛みを感じている人はいます。

つまり骨の形だけで痛みが決まるわけではないということです。

これは首だけではありません。MRIやレントゲンでも次のようなことがよく知られています。

椎間板ヘルニアがあっても痛みがない人がいる
骨の変形があっても症状がない人がいる

画像で見える構造と、実際に感じる痛みは必ずしも一致しないのです。

本当の問題は首の周囲の組織

臨床の現場で多く感じるのは、問題は骨の形だけではなく、首の周囲の組織の状態にあるということです。

特に関係するのは次のような組織です。

筋肉
ファシアと呼ばれる筋膜
神経の周囲の滑り

現代の生活ではスマートフォンやパソコンを使う時間が長くなっています。その結果、次のような状態が起こりやすくなります。

首が前に出る姿勢
同じ姿勢が長時間続く
筋膜の滑りが悪くなる

このような状態が続くと、組織の動きが悪くなり、首周囲の負担が増えていきます。

すると次のような症状が出やすくなります。

首の痛み
肩こり
頭痛
背中の張り

ストレートネックという言葉だけに注目するよりも、こうした組織の状態を見ることがとても重要です。

ストレートネックと言われたときの対処

ストレートネックと言われると、骨の形を戻さなければいけないと考える方も多いですが、実際にはそれだけが解決策ではありません。

むしろ大切なのは、首に負担をかけている生活習慣や組織の状態を整えていくことです。

同じ姿勢を減らす

スマートフォンやパソコンの作業では、同じ姿勢が長く続きやすくなります。これが首周囲の組織を固めてしまう原因になります。

30分から60分に一度は体勢を変えたり、軽く動かしたりするだけでも首の負担は変わってきます。

また、重力線を意識することも大切です。

肩の位置よりも前に首が出ていると、クレーンのように首の付け根に大きな負担がかかります。この状態が続くと、痛みや凝りが起きやすくなります。
私もパソコンでの作業をしますが、首への負担はある程度は仕方がないので
顎を真っ直ぐ後ろに引いて重力線が前にならない意識はしています。
あとは顎を後ろに引いても首の周囲に力を込めすぎないこと(張力分散)です。

顎を後ろに引いて「なんだか苦しい、力を込めてないとキープできない」と感じる場合は
背中などの硬さによって首の負担を分散できない状態になっています。
(セルフケアや治療が必要なレベルです)

背中を動かす

首の問題は首だけの問題ではないことが多いです。

実は首の動きは背中と強く関係しています。特に胸椎と呼ばれる背中の骨が硬くなると、首がその代わりに働きすぎてしまいます。

背中が首を支える役割を持っている部分も大きいため、背中が動かなくなると首への負担が増えてしまいます。
大事なことは、背中が硬いと首の重さを重力の線に乗せにくくなるということです。

組織の滑走を回復させる

慢性的な首の痛みでは、筋肉や筋膜の滑りが悪くなっていることが多くあります。

この滑りが改善してくると、首の動きがスムーズになり、痛みが軽くなるケースもあります。

身体は一度固まってしまったように感じても、適切な刺激が入ることで変化する可能性を持っています。ファシア(筋膜)に継続して負担がかかってしまい水分が抜けて滑走しなくなります。

その状態を身体は限界のサインとして教えてくれているのです。

それのことを無視しないようにしましょう。

まとめ

ストレートネックと言われると、骨が変形してしまったと不安になる方も多いと思います。

しかし実際には、多くの場合、首の周囲の組織の状態が関係しています。

姿勢
動き
組織の滑り

これらを整えていくことで、症状が改善するケースは少なくありません。

もう治らないのではないかと不安になっている方も、身体の状態を丁寧に見ていくことで変化の余地があることは多いです。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボ

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。