腰痛とは身体の中で何が起きている状態なのか?

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

「腰痛って、身体の中で実際に何が起きている状態なのか?」
腰痛が長引くほど、この“本当の原因”が気になる方は多いと思います。

お答えすると…ファシア(筋膜)の視点では、腰痛とは筋肉疲労が進行し
筋膜(ファシア)の状態変化・張力バランスの乱れ・神経の生理的な過敏化
が複合して起きている現象です。

一言で言うと…

腰痛とは「ファシア(筋膜)が異常をお知らせ:警告状態」なのです。

さらに、長期間の負荷によって
コラーゲン組織の肥厚(筋膜が分厚くなる)や循環不全
が進むと、感覚神経は「危険信号」:知らせる役割として痛みを出しやすくなります。

この記事では、腰痛の内側で起きていることを分かりやすく解説します。

1. 腰痛とは、身体の中で何が起きている状態なのか

ファシア(筋膜)で見る腰痛の本質は次の4つが同時に起きている状態です。

  1. 筋膜の滑りが悪くなる(癒着・粘性上昇)
  2. 張力バランスが乱れ、腰が無理な位置で固定される
  3. 神経が引っ張られ、循環不全で過敏に反応する
  4. 防御反応で筋膜がガードし続ける

“腰が痛いから腰で起きている”のではなく、
身体全体のネットワークの問題として腰痛が現れている
というのがファシアラボの基本的な考え方です。

2. 筋膜(ファシア)の滑走不良が痛みを生む

筋膜にはヒアルロン酸が含まれていますが、以下の条件で粘性が増して固まりやすくなります。

・座りっぱなし
・同じ姿勢の連続
・ストレスが多い
・水分摂取が少ない
・筋疲労の蓄積

ヒアルロン酸がねっとり固まると滑走が悪くなり、筋膜どうしが引っかかっていきます。

この状態では、

・腰が重い
・動き始めで痛い
・曲げると引っ張られるように痛む

といった典型的な“筋膜性腰痛”が出ます。

つまり
腰が固い=筋膜の滑りが悪くなっている
ということです。

3. 全身の張力バランスの乱れが腰を引っ張る

筋膜は全身を包む1枚構造。
腰痛は腰だけで起こるのではなく、別の場所の筋膜が腰を引っ張り続けていることがほとんどです。

例えば、

✔ 太もも裏が硬い → 骨盤が後傾し腰が丸まる
✔ お腹の筋膜が縮んでいる → 骨盤が前傾し腰が反る
✔ 足裏が硬い → 後面ライン全体が張り、腰に負担

このように腰を「引っ張る担当者」がどこかに存在します。

慢性腰痛とは
全身の張力の乱れによる“引っ張り合戦”
です。

4. 神経が“引っ張られて”生理的に過敏になる仕組み

ここが最も誤解されているポイントです。

多くの人は
「神経が圧迫されて痛い」と思いがちですが、

実際には
神経が引っ張られたり、攣れていることによる

神経上膜の(ファシア)の問題で痛みが出るケースの方が圧倒的に多いです。

筋膜は神経の“通り道”でもあるため、筋膜が硬いとそこを通る神経も引っ張られ続けます。あまり知られていませんが、神経も表面は「神経上膜」というファシアです。

神経上膜(ファシア)に存在する感覚神経が周囲の環境の

「異常を知らせる状態」=痛み・痺れ なのです。

ファシアの循環不全による生理的な神経過敏が起きている状態です。

症状としては、

・電気が走るような痛み
・動かすとビリッとくる
・長時間座るとしびれる

などが典型例です。

ただし、実際には神経は筋肉同士の間を血管などと一緒に走行していますので、神経上膜の問題なのか、隣り合う筋肉のファシア(筋膜)の問題なのか、区別するのは難しいと思います。

神経上膜(ファシア)

5. 長期ストレスで筋膜がガードし続ける

痛みが長引くと身体は「危険」と判断し、筋膜を硬くして守ろうとします。
これを**防御反応(ガード)**と呼びます。

原因は、

・長期の痛み
・不安
・ストレス
・睡眠不足

この状態が続くと

・腰の筋膜が常に縮こまったまま
・軽い動きでも痛い
・疲れやすい
・姿勢が崩れやすい

といった“慢性痛モード”に入ってしまいます。

6. 腰は「痛みを感じている場所」であって「原因の本体ではない」

実際の施術でも、腰に原因がない人の方が圧倒的に多いです。

例えば、

・足首の硬さが原因
・お腹の緊張が腰を引っ張る
・胸の筋膜が硬くて前屈が痛い
・呼吸が浅くて腰背部が緊張

腰は“現場”であっても、
本当の原因は別の場所(担当者)にある
というのが腰痛の本質です。

全身がつながる「筋膜(ファシア)」

7. まとめ:腰痛は“全身のネットワーク異常”として理解する

ファシア(筋膜)で見た腰痛の正体は以下の4つです。

  1. 筋膜の滑走不良(硬さ・重さ)
  2. 全身の張力バランスの乱れ(姿勢の崩れ:重力負荷を受けやすくなる)
  3. 神経の生理的過敏化(循環不全による反応)
  4. 防御反応による筋膜のガード(慢性化:線維化・肥厚)

腰痛は単なる腰の疲労ではなく、
全身の構造と循環、神経の反応が複合した「ネットワークのエラー」
として捉えることが大切です。

ファシアを整えることで、このネットワークは正常に戻り、
痛みは自然に軽減していきます。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、

神谷町駅徒歩1分のファシアラボ

直接ご予約できます。

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。

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