なぜお腹や胸の前の筋肉は凝らないのか

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

同じ筋肉であるのに「なぜお腹や胸の前の筋肉は凝らないのか」
不思議に思ったことはありませんか?

慢性腰痛や背中の凝りで悩んでいる方ほど、この視点を知っておくと、ご自身の身体の見え方が変わってきます。

結論からお伝えします

お腹や胸の前の筋肉が凝りにくい最大の理由は、
普段の生活で強い張力や負荷がかかっていないからです。

ただし
何も起きていないわけではありません。
負荷による硬化は起きにくい一方で、長さがほとんど変わらない収縮は起き続けています。

この違いが、前側と後ろ側の症状の差を生んでいます。

座っている姿勢を思い浮かべてみてください

多くの方は一日の中で、立つよりも座っている時間の方が長いと思います。

その姿勢をよく観察すると

背中や腰は
丸まり
支え
引っ張られ
常に重力と戦っています。

一方でお腹や胸の前側はどうでしょうか。

自分から力を入れない限り
前に引っ張られることも
支え続けることも
ほとんどありません。

この張力の差が、筋膜の状態に大きな影響を与えます。

筋膜は引っ張られることで性質が変わります

筋膜は単なる膜ではなく、全身をつなぐ張力のネットワークです。

長時間
引っ張られ
耐え続け
逃げ場がない状態が続くと

滑りが悪くなり
水分が減り
動きにくくなっていきます。

背中や腰は、まさにこの状態になりやすい場所です。

前側の筋肉はどうなっているのか

では、お腹や胸の前は何も起きていないのかというと、そうではありません。

座っているとき
前側の筋肉は縮んだまま
ほとんど長さを変えずに働いています。

これは
力を出して動いている状態ではなく
姿勢を保つための静かな収縮です。

この状態では
引き伸ばされる負荷が少ないため
硬く固まる方向には進みにくいのです。

凝らないけれど、弱っていくという落とし穴

ここで大事なポイントがあります。

前側は凝りにくい代わりに
動かす機会が少なく
感覚が鈍くなりやすいのです。

その結果
背中や腰が代わりに頑張る
支える
耐える
という役割を引き受けてしまいます。

つまり
前が使われない分
後ろが酷使される構造ができあがります。

Image
水色:弱い 姿勢はとても重要です。
知らず知らずに負荷が増えてしまいます。

腰痛や背中の凝りが慢性化する理由

慢性腰痛や背中の凝りの多くは
筋肉そのものの問題ではありません。

張力がかかり続けた筋膜が
戻れない状態になっているケースが非常に多いです。

その状態で
ストレッチだけ
運動だけ
姿勢を正す意識だけ
を行っても、なかなか変わりません。

まずは
どこが引っ張られ続け
どこが使われていないのか
を正確に見極める必要があります。

ファシアラボで大切にしている視点

当院では
前側が悪い
後ろ側が悪い
という単純な見方はしません。

今その身体で
どこに張力が集中しているのか
どこが動けなくなっているのか
を触診で確認します。

そして
待つべき組織なのか
刺激を入れるべき組織なのか
を判断します。

理論よりも
今この身体がどう反応しているか
を何より大切にしています。

身体は敵ではありません

痛みや凝りは
身体が壊れているサインではありません。

これ以上無理を続けないでほしい
という情報です。

前と後ろ
使われている場所と使われていない場所
そのバランスを取り戻すことで
身体は本来の回復力を発揮し始めます。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボ

直接ご予約できます。

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。