慢性痛と急性痛は、まったく別の問題です。
「腰痛は安静にすれば治る」と思っていた。実際、以前はそれで治っていた。でも最近は違う。休んでも、薬を飲んでも、マッサージを受けても、根本から変わらない。同じ場所が何度も痛くなる。「なぜ今回は治らないのか」——その疑問への答えが、急性痛と慢性痛の違いにあります。
「治らない」のはあなたのせいではない
「ちゃんと安静にしているのに治らない」「運動も気をつけているのに繰り返す」——そういう経験をしてきた方は、何かが足りないのでも、努力が足りないのでもありません。急性痛に効果的なアプローチが、慢性痛には届かないことがある。それだけのことです。
急性痛と慢性痛は、同じ「腰が痛い」という症状でも、身体の中で起きていることがまったく違います。別の問題には、別のアプローチが必要です。
急性痛と慢性痛、何が違うのか
組織への一時的なダメージ
炎症・腫れを伴うことがある
安静・冷却・薬で対応できる
時間とともに回復する
筋膜の固定化・線維化・過敏化
炎症は落ち着いているが痛い
安静だけでは変わらない
組織の質そのものを変える必要がある
急性痛は「組織が傷ついた状態」です。骨折・捻挫・ぎっくり腰の急性期——これらは炎症が起きているため、安静にして炎症を鎮めることが最優先です。この段階では、動かすことが逆効果になることもあります。
慢性痛は「組織の質が変化した状態」です。炎症はすでに落ち着いているのに、痛みだけが残っている。筋膜(ファシア)の固定化・線維化・ゲル化が積み重なり、神経が過敏になっている。この段階で「安静にすれば治る」は通用しません。むしろ動かさないことで、筋膜の固定化がさらに進んでしまいます。
急性痛には「安静」が必要。
慢性痛には「組織の質を変えること」が必要。
同じ「腰が痛い」でも、
必要なアプローチがまったく違います。
「繰り返す腰痛」の背景にあること
「ぎっくり腰を何度も繰り返す」「治ったと思ったらまたなる」——このパターンの背景には、急性期が終わった後も筋膜の変化が残っていることが多いです。
急性の炎症は治まった。でも、その周囲の筋膜は固定化したまま。そこに再び負荷がかかると、また同じ場所が痛くなる。「繰り返す」のは、その都度新しく傷ついているのではなく、慢性的に残っている問題の上に急性の症状が乗っかっているケースが多いのです。
この根っこにある筋膜の問題を解消しないまま、毎回急性期の対処だけを繰り返していると、「また戻る」が続きます。
慢性痛の段階で必要なアプローチ
慢性化した筋膜の固定化・線維化を変えるためには、組織に直接届く刺激が必要です。当院では触診で問題のある部位を確認し、振動刺激(マイオセラピー)によって固定化した組織の質を変えるアプローチを行います。
「安静にしていれば治る段階」を過ぎた腰痛には、別のアプローチが必要です。それを知るだけで、「また繰り返す」から「根本から変わる」への道が開けます。
繰り返さない身体へ
腰痛が出るたびに仕事を休む、予定を変える、不安な気持ちで過ごす——そういう生活から抜け出したいと思っている方がいます。慢性的な問題を根っこから変えることで、「また繰り返すかもしれない」という不安なく過ごせる身体を目指せます。
「何度も繰り返す腰痛」「安静にしても変わらない腰痛」に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。急性期が終わった後の慢性的な問題に、触診で状態を確認しながらアプローチしていきます。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。
この記事を読んで、
思い当たることはありましたか。
初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。
「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。
✔ ゲスト予約OK | ✔ 入力は名前・メール・電話番号のみ
初回のご予約はこちら通常17,000円 → 初回のみ12,000円
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 神谷町駅 徒歩1分
完全予約制 / 施術料金 17,000円(税込)
投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
-
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。
最新の投稿
腰痛改善(慢性腰痛・ぎっくり腰)2026年5月27日慢性痛と急性痛は、まったく別の問題です。
患者さんの話2026年5月26日「痛みは一生なくならない」とあきらめていた。
腰痛改善(慢性腰痛・ぎっくり腰)2026年5月25日マッサージで楽になる。でも戻る。その理由。
お知らせ2026年5月22日シリーズ 「診断はついた。でも、後どうすれば?」 全7話 公開しました。

