デスクワークで腰痛が治らない人に筋膜ケアが必要な理由
デスクワーカーの腰痛・第1章・第2話 なぜデスクワークで腰が痛くなるのか
こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。前回、「動かない時間が長いこと自体が組織に負担をかける」という話をしました。今回は、その背景にある筋膜(ファシア)の話を掘り下げます。
デスクワーカーの腰痛に対して、「筋力が弱いから」「姿勢が悪いから」という説明がよくされます。それは完全に間違いではありません。ただ、それだけでは説明がつかない腰痛がある。
姿勢を直しても治らない。体幹を鍛えても楽にならない。そういう方の身体を触診すると、筋肉の表面である筋膜(ファシア)に、明らかな変化が起きていることが多いです。
筋膜は「動かされること」で健康を保つ
筋膜(ファシア)は、筋肉・骨・神経などあらゆる組織を包み、全身につながっている膜状の組織です。この筋膜は、適度に動かされることで水分状態が保たれ、組織同士がなめらかに滑り合える状態が維持されます。
デスクワークで長時間同じ姿勢を続けると、腰まわりの筋膜が同じ状態に固定されたままになります。動きがなくなると、筋膜の水分が失われ、層同士の滑走性が低下し、少しずつ「固まった状態」が積み重なっていきます。
これは、年齢や筋力とは別の問題です。20代のデスクワーカーでも、長時間座り続ける生活が続けば、時間の問題で筋膜の状態は変化していきます。
筋膜の問題は「硬さ」だけではありません。
滑走不全、水分の低下、張力の偏り——
こうした「質の変化」が、
デスクワーカーの腰痛の背景に積み重なっています。

「腰が痛い」のに、腰だけが原因ではないことがある
筋膜は全身につながっています。腰が痛くても、原因が腰だけにあるとは限りません。
デスクワーカーに多いのは、股関節まわりや背中、場合によっては胸まわりの筋膜が固まることで、腰への負担が増えているパターンです。長時間座り続けることで、股関節が屈曲したままの状態が続き、その張力が腰まわりに影響していることがあります。
「腰痛なのに、なぜ股関節や背中を触るのですか」と聞かれることがあります。筋膜のつながりを見ているからです。腰だけを見ていては届かない場所に、問題が潜んでいることがあるのです。
例えば股関節はお尻の筋肉が大きいのですが、股関節が曲がったままであるためにお尻の筋肉は伸ばされた状態が長く続いてしまいます。その為、伸びたままの筋肉が徐々に低下し、共同して支えている腰の筋肉ばかりに負担がかかるようになります。

水色:逆に弱くなっている
なぜストレッチや体操では変わらないことがあるのか
筋膜の線維化やゲル化が進んだ状態では、ストレッチや軽い体操だけでは、組織に十分な変化を起こせないことがあります。伸ばす・動かすという刺激が、固まった筋膜に届いていない状態です。
「ストレッチを毎日続けているのに、全然変わらない」という方がいます。努力が足りないのではなく、届いていない場所に問題があることが多いです。どこに、どういうアプローチが必要かを見極めることが、改善の入口になります。
次回は、「同じ姿勢を続けること」が身体に何を起こしているのか、もう少し具体的に書きます。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。
拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門
シリーズ
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投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
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私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。
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