なぜファシアの研究は、長い間見落とされてきたのか。
解剖学の歴史と、「ファシアラボ」という名前の理由
こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。
「なぜ筋膜ラボではなくファシアラボなのか」「なぜファシアはまだあまり知られていないのか」——今回はその背景にある話をします。
メスで切ってしまったから、見えなかった
解剖学の歴史を振り返ると、ファシア研究が遅れた理由が見えてきます。
かつての解剖では、遺体をメスで切り分けながら臓器や筋肉の構造を調べていきました。
どこに何がついているか、どういう形をしているか——細かく切り分けることで、人体の構造が解明されてきました。
ただ、ファシアは結合組織です。全身をつなぐネットワーク構造を持っています。
メスで切ってしまうと、そのネットワークは分断されてしまう。
だから「ただくっついているもの」「臓器や筋肉を包んでいるだけのもの」という認識しかされなかった。
痛みに関わるとは思われていなかった。
死体には痛みがありません。だから感覚神経の豊富さも、解剖の段階では分かりにくかった。
切り分けるほどに、ネットワークとしての性質が失われていった。
これがファシア研究が長い間見落とされてきた理由の一つです。
原因不明と言われる痛みの多くに、
ファシアが関わっている可能性があります。
答えはずっとそこにあったのに、
見える形で研究されてこなかった。

「筋膜ラボ」ではなく「ファシアラボ」にした理由
院名を決めるとき、分かりやすさで選ぶなら「筋膜ラボ」の方が伝わりやすかったと思います。「筋膜」という言葉は最近よく聞くようになってきましたから。
ただ、「筋膜」という言葉には「筋肉の上にある膜」というイメージがあります。
それは正確ではありません。
ファシアは筋肉の上だけにあるわけではありません。関節の中にも、骨の周りにも、皮膚の下にも、内臓を包む膜にも——あらゆる場所に存在しています。全身をつなぐ一つのネットワークです。分けることができない組織だからこそ、「筋膜」という部分的な言葉ではなく、「ファシア」という言葉を選びました。分かりやすさより正確さを選んだ、というこだわりです。
ファシアは、これからの分野です
ファシアの研究は、ここ数十年で急速に進んできた分野です。
ヨーロッパを中心に研究が積み重なり、ファシアに感覚神経が豊富に存在すること、痛みの発生源として重要な組織であることが明らかになってきています。
ただ、その知識がまだ広く浸透しているとは言えません。研究者はいます。
でもその成果が、一般の方に届くまでには時間がかかります。だからこそ、原因不明と言われ続けている痛みの多くに、まだ答えが出ていない状況があります。
答えはずっとそこにあったのに、見える形で研究されてこなかった。
これからの分野だと思っています。当院がファシアに特化しているのは、流行だからではありません。実際に痛みを出している組織を追いかけていったら、そこに行き着いた。そして自分自身の身体でも、それを経験してきたからです。

ファシアは、これからの分野です
ファシアの研究は、ここ数十年で急速に進んできた分野です。
ヨーロッパを中心に研究が積み重なり、痛みの発生源として重要な組織であることが明らかになってきています。ただ、その知識がまだ広く浸透しているとは言えません。
だからこそ、「検査では異常なし」「原因不明」と言われ続けている痛みがある。
ファシアには感覚神経が豊富に存在しています。
画像に映らない、触れて確かめなければ分からない——でも確かにそこにある組織です。
答えはずっとそこにあったのに、見える形で研究されてこなかった。
当院はその可能性に、正直に向き合いたいと思っています。
慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。
拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門
この記事を読んで、
もしかしたら、ファシア(筋膜)が原因かもと思った方。
初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。
「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。
✔ ゲスト予約OK | ✔ 入力は名前・メール・電話番号のみ
初回のご予約はこちら通常17,000円 → 初回のみ12,000円
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 神谷町駅 徒歩1分
完全予約制 / 施術料金 17,000円(税込)
投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
-
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。
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