毎日ストレッチしているのに、腰痛が楽にならない理由。

デスクワーカーの腰痛・第2章・第2話 「座り方を直せば治る」が当てはまらない理由

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

毎朝ストレッチしている。寝る前も欠かさない。それでも腰痛が改善しない——そういう方に読んでほしい記事です。

ストレッチを続けているのに変わらない。これはやり方が悪いわけでも、回数が足りないわけでもないことがほとんどです。

届いていない場所に問題がある、ということが多い。

今回は、なぜストレッチでは届かないケースがあるのかについて、正直に話します。

ストレッチで「筋膜は伸びない」という研究

ストレッチをすると、身体が柔らかくなった感覚があります。
これは本物の変化です。ただ、その変化の正体は、筋膜(ファシア)が伸びたことではない、というのが最近の研究で分かってきています。

実際に起きているのは、神経の「ストレッチ耐性」が広がることです。
痛みや張りを感じる閾値が上がり、より動かせるようになる。
感覚が変わるのであって、組織そのものが変わっているわけではありません。

筋膜は非常に強靭な組織です。身体を支えるために必要な強さを持っている。その強靭さゆえに、短時間のストレッチで物理的に変化することはほとんどない。
変化させるには、相当な時間と刺激量が必要です。
なので、長期的には変化する、しかし短期的には神経の許容が変化しているというのが最近の研究で分かっていることです。

ストレッチで楽になる感覚は本物。
でも、筋膜そのものが変化しているわけではない。
だから慢性化した腰痛には、届かないことがある。

慢性化した筋膜には、さらに届きにくい

長期間にわたって腰痛が続いている方の筋膜は、固定化・線維化・ゲル化といった「質の変化」が積み重なっています。こういった状態になると、ストレッチの刺激がさらに届きにくくなります。

動いているように見えても、本当に負荷が蓄積して固まった組織の部分には変化が起きていない。だから「ストレッチである程度は楽になる、しかし残っている硬い場所に負荷が増すことがあればすぐ元に戻る」という感覚が起きます。

これは、ストレッチが無意味だということではありません。血流を促し、神経の柔軟性を保つという意味で、ストレッチには大切な役割があります。
ただ、慢性化した筋膜の状態を変えるためには、それだけでは足りないケースがある、ということです。

では、何が必要か

筋膜の質の変化に届かせるためには、組織に直接アプローチする刺激が必要になります。触診によって固定化している部位を見極め、そこに必要な量と方向の刺激を届ける。


そのような固定化した状況に特化して施術できるのが、当院で使用しているマイオセラピーです。

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「ストレッチをやめてください」という話ではありません。ストレッチを続けながら、届いていない部分に別のアプローチを加えていく。その組み合わせが、慢性的なデスクワーカーの腰痛には必要なことが多いです。

次回は、「休めば治る」が通用しなくなるとき——慢性化のしくみについて書きます。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志神谷町・虎ノ門

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思い当たることはありましたか。

初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。

「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。

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〒105-0001 東京都港区虎ノ門 神谷町駅 徒歩1分
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シリーズ名:「デスクワーカーの腰痛、その正体。」今後のコンテンツ
第1章:なぜデスクワークで腰が痛くなるのか

  1. 座り続けることが、なぜ腰に負担をかけるのかについて
  2. デスクワーカーの腰痛に「筋膜」が深く関わっている理由について
  3. 「同じ姿勢を続ける」ことが身体に起こすことについて

第2章:「座り方を直せば治る」が当てはまらない理由

  1. 正しい姿勢を意識しても腰痛が治らない理由について
  2. ストレッチを続けているのに楽にならない理由について(この記事)
  3. 「休めば治る」が通用しなくなるとき——慢性化のしくみについて

第3章:デスクワーカーの腰痛に多いパターン

  1. 「座っているときだけ痛い」腰痛のパターンについて
  2. 「立ち上がるときに痛い」腰痛のパターンについて
  3. 「長時間座ると夕方から悪化する」腰痛のパターンについて
  4. 「腰というより背中が重だるい」症状のパターンについて

第4章:改善のために知っておいてほしいこと

11. デスクワーカーの腰痛改善を、当院ではどう考えているかについて

12. デスクワーカーの腰痛が「なかなか治らない」本当の理由について

13. 仕事を続けながら腰痛を改善していくために必要な考え方について

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。