なぜ痛みが出るのか、私が患者さんに伝えたい二つのこと。

長年の腰痛・背中の凝りと向き合ってきた方へ

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

腰が痛い、背中が張る——長年その不快感と付き合ってきた方に、読んでほしい記事です。


慢性的な腰痛や背中の凝りは、本当につらいものです。
私自身、さまざまな怪我や背中の慢性的な凝り、嘔吐するほどの頭痛を抱えていた時期がありました。だから、今この瞬間に痛みを抱えながらこれを読んでいる方の気持ちが、少し分かるつもりでいます。

整形外科にも行った。マッサージにも通った。ストレッチも続けた。それでも変わらない——
そういう経験をしてきた方は、決してサボっていたわけでも、諦めていたわけでもありません。
正しい方向で努力してきたのに、届かなかっただけです。

痛みは、排除すべき敵ではありません。

痛みは、排除すべき敵ではありません。
身体が「ここに問題がある」と教えてくれている
大切なサインです。

一つ目の理解|どこの組織が、どんな状態で痛みを出しているか

まず「どこからの痛みか」を特定する

痛みには必ず、発生源となる組織があります。皮膚の表面なのか、皮下数ミリの深さなのか、筋膜(ファシア)なのか、腱なのか、骨の際なのか。触診と対話を丁寧に重ねることで、原因となっている組織を特定していきます

「ここですか?」「はい、そうです」——このやりとりができた瞬間に、原因はほぼ確実に絞り込めます。「異常なし」と言われ続けてきた方でも、触診で確認すると必ずそこにある。それが慢性的な痛みの正体です。

次に「どんな状態になっているか」を理解する

原因組織が分かったら、その組織がどういう状態だから痛みや凝りが出ているのかを把握します。臨床でよく見られるのは、主に三つの状態です。

ゲル化

本来は水分を含んでしなやかに動くはずの組織が、負荷や動不足によって水分が失われ、粘性が高まった状態。皮膚との滑りが悪くなり、引っかかるような感覚が出てきます。

肥厚(ひこう)

慢性的な負荷に耐えるために組織が厚みを増した状態。コラーゲンが蓄積して組織が分厚く硬くなっています。ゴムが厚くなるほど強くなるイメージに近い。

線維化

繊維がはっきりと紐状になり、横にスライドするとゴリゴリと弾くような感触になった状態。長期間の負荷の蓄積によって起こります。

これらの状態が改善され、組織が正常に近い状態に戻れば、身体が警告サインを出す必要はなくなります。痛みは自然と消えていきます。

実際のファシア(筋膜)の一部

二つ目の理解|なぜその組織が悪くなったのか

痛みが落ち着いてきた段階で、次に考えたいのが「なぜそうなったのか」という原因です。
ここを理解しないと、同じことを繰り返してしまいます。

座りすぎ・動かなすぎ

筋膜は、身体が動くことで伸び縮みし、正常な状態を保ちます。長時間同じ姿勢でいたり、動く機会が少なかったりすると、組織が正常な状態に戻るきっかけを失い、少しずつ硬くなっていきます。慢性腰痛の方の多くは、このパターンに当てはまります。

偏った負荷・過去の怪我

姿勢のバランスが崩れると、身体の特定の場所だけに負荷が集中し続けます。本人が意識していなくても、日常の姿勢や動作のクセが、少しずつ組織にダメージを蓄積させていきます。

そして見落とされやすいのが、過去の怪我の影響です。捻挫や打撲、骨折などの後、完全に回復したと思っていても、その部位には大きな負荷が入っています。筋膜は瞬間的な負荷に耐えるために固定化し、そのまま慢性痛へ移行するケースが非常に多い。だから私は患者さんに必ずこう聞きます。

「息が止まるほどの衝撃を受けたことはありませんか?」と。
あの瞬間の記憶が、今の慢性痛につながっていることがあるからです。

事故などのでの衝撃が後々ファシア(筋膜)に大きな影響があることがあります。

痛みがなくなったら、何がしたいですか

長年腰痛と付き合ってきた方に、一度聞いてみたいことがあります。
痛みがなくなったら、何がしたいですか。

旅行に行きたい。思い切り歩きたい。好きなスポーツをまたやりたい。子どもや孫と一緒に動きたい。そういう「当たり前の日常」を取り戻すことが、本当の目標だと思っています。

痛みをゼロにすることがゴールではなく、やりたいことを痛みなくできる身体に戻ること。その目標を、一緒に持ちたいと思っています。

施術でやること、患者さんにやってほしいこと

当院ではまず、痛みや凝りの緩和を最優先に進めます。
状態が良くなってきたら、なぜそうなったのかという原因を一緒に整理し、同じ場所に負荷がかかり続けないためにどうすればよいかを一緒に考えていきます

一つ、お伝えしたいことがあります。歯磨きをしていても、歯石は歯医者でなければ取れません。日々のセルフケア(ストレッチ・運動・姿勢の意識)と、蓄積した状態を解除する施術は、それぞれ役割が異なります。どちらかだけでは不十分なのです。

座ることが仕事の方は特に、アスリートが身体をケアしながらパフォーマンスを維持するのと同じ感覚で、自分の身体と向き合い続けることが大切です。当院はその伴走者でありたいと思っています。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門

この記事を読んで、

思い当たることはありましたか。

初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。

「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。

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通常17,000円 → 初回のみ12,000円


〒105-0001 東京都港区虎ノ門 神谷町駅 徒歩1分
完全予約制 / 施術料金 17,000円(税込)

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。