いろいろ試したのに、なぜデスクワークの腰痛は治らないのか。

デスクワーカーの腰痛・第4章・第1話 改善のために知っておいてほしいこと

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

整体に行った。ストレッチも続けた。椅子も変えた。それでもデスクワークのたびに腰が痛くなる——そういう経験を繰り返してきた方に読んでほしい記事です。


いろいろ試してきたのに変わらない。そういう方が来院されると、「なぜ治らなかったのか」を聞かせてもらいます。すると決まって感じることがあります。やってきたことは間違っていない。

ただ、届いていない場所に問題が残っていた、ということです。

努力が足りなかったのではありません。方向が少しずれていただけです。

デスクワーカーの腰痛が治りにくい、三つの理由

デスクワーカーの腰痛は、他の腰痛と比べて治りにくい特徴があります。
理由は大きく三つあります。

理由① 原因を作り続けながら、治そうとしている

デスクワーカーの腰痛の最大の難しさは、「毎日、腰痛の原因を作り続けながら生活している」という点にあります。

骨折であれば、患部を固定して動かさないことで回復できます。ただ、デスクワークによる腰痛は、仕事をやめるわけにはいかない。毎日8時間以上座り続けながら、同時に治そうとしている状態です。

施術で組織の状態を変えても、翌日また同じ負荷がかかる。だから変化が遅くなります。これはあなたの身体が変わりにくいのではなく、原因が毎日繰り返されているからです。

理由② 筋膜の変化は、時間をかけて積み重なっている

デスクワークによる腰痛は、ある日突然起きたものではありません。何年もかけて、筋膜の固定化・線維化・ゲル化が少しずつ積み重なった結果です。

長い時間をかけて積み重なったものは、短期間では戻りません。これは当然のことです。ストレッチや整体で一時的に楽になっても、組織の質の変化そのものが変わっていなければ、また元に戻ります。

長くかかって悪くなったものは、
長くかけて良くなります。
それは諦めではなく、
身体の正直な反応です。

理由③ 「痛い場所」と「原因の場所」がずれていることが多い

腰が痛いから腰だけを治療する。これが、治らない原因の一つになっていることがあります。

筋膜は全身につながっています。腰の痛みの背景に、股関節まわりや背中、胸まわりの筋膜の問題が関わっていることが多い。腰だけにアプローチしていても、そこには届かない。だから「一時的に楽になるけれど戻る」が続きます。

治った先に、何がありますか

デスクワークをしながら、腰痛がない状態——仕事に集中できる。会議のたびに腰のことを考えなくていい。仕事が終わった後も、まだ動ける。週末に疲れを引きずらない。

「デスクワーカーだから腰痛は仕方ない」は、本当ではありません。
仕事を続けながら、腰痛のない日常を取り戻すことは、十分に可能です。
時間はかかりますが、一緒に目指せます。

当院のアプローチが、他と違う理由

当院では、「痛い場所だけ」ではなく、「なぜその場所に負荷が集中しているのか」まで含めて見ていきます。触診で全身の筋膜の状態を読み取り、問題が積み重なっている部位を見極めてからアプローチします。

また、仕事中の座り方・休憩の取り方・身体の使い方の見直しも、施術と並行して一緒に考えます。原因を作り続けながら治すのではなく、原因を少しずつ減らしながら治していく。その両輪が、デスクワーカーの腰痛改善には必要だと考えています。

次回は、「仕事を続けながら腰痛を改善していくために必要な考え方」について書きます。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門

シリーズ

「デスクワーカーの腰痛、その正体。」

← 前の話 「腰が痛い」というより、背中全体が重だるくて仕方ない。

次の話 → 仕事を続けながら腰痛を改善していくために必要な考え方

この記事を読んで、

思い当たることはありましたか。

初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。

「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。

✔ ゲスト予約OK  |  ✔ 入力は名前・メール・電話番号のみ

初回のご予約はこちら

通常17,000円 → 初回のみ12,000円


〒105-0001 東京都港区虎ノ門 神谷町駅 徒歩1分
完全予約制 / 施術料金 17,000円(税込)

シリーズ名:「デスクワーカーの腰痛、その正体。」
今後のコンテンツ

第1章:なぜデスクワークで腰が痛くなるのか

  1. 座り続けることが、なぜ腰に負担をかけるのかについて
  2. デスクワーカーの腰痛に「筋膜」が深く関わっている理由について
  3. 「同じ姿勢を続ける」ことが身体に起こすことについて

第2章:「座り方を直せば治る」が当てはまらない理由

  1. 正しい姿勢を意識しても腰痛が治らない理由について
  2. ストレッチを続けているのに楽にならない理由について
  3. 「休めば治る」が通用しなくなるとき——慢性化のしくみについて

第3章:デスクワーカーの腰痛に多いパターン

  1. 「座っているときだけ痛い」腰痛のパターンについて
  2. 「立ち上がるときに痛い」腰痛のパターンについて
  3. 「長時間座ると夕方から悪化する」腰痛のパターンについて
  4. 「腰というより背中が重だるい」症状のパターンについて

第4章:改善のために知っておいてほしいこと

11. デスクワーカーの腰痛改善を、当院ではどう考えているかについて

12. デスクワーカーの腰痛が「なかなか治らない」本当の理由について(この記事)

13. 仕事を続けながら腰痛を改善していくために必要な考え方について

投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。