ストレッチで「楽になる感覚」は本物。でも、それだけでは届かない場所がある。

ストレッチで「楽になる感覚」は本物。でも、それだけでは届かない場所がある。|拝志フィジカルセラピー Fascia Lab
ファシアラボの考え方

ストレッチで「楽になる感覚」は本物。
でも、それだけでは届かない場所がある。

慢性的な腰痛・背中の凝りが変わらない理由

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。毎朝ストレッチしている。寝る前も続けている。やっている間は気持ちいい。でも、腰痛や背中の凝りが根本から変わらない——そういう方に読んでほしい記事です。

「ストレッチをさぼっているわけじゃない。毎日続けている。なのになぜ変わらないのか」——そういう疑問を持ちながら、それでも続けている方がいます。その疑問は、正しいところに向いています。

続けてきたこと、間違っていません

まず最初に言いたいのは、ストレッチを続けてきたことは間違っていない、ということです。ストレッチには確かな効果があります。血流を促す、神経の柔軟性を保つ、動きの準備をする——これらはどれも大切なことです。

「楽になる感覚」も本物です。ストレッチをした後に身体が動きやすくなる、痛みが和らぐ——これは気のせいではありません。ただ、その「楽になった理由」が、多くの方が思っているものと少し違うことがあります。

ストレッチで「何が変わっているのか」

ストレッチをすると身体が柔らかくなった感覚があります。これは本物の変化です。ただ、研究が示しているのは、その変化の主な正体は「筋膜が伸びた」ことではなく、「神経のストレッチ耐性が広がった」ことだということです。

簡単に言うと、「痛みや張りを感じる閾値が上がる」ということです。神経が「この範囲まで動いても大丈夫」と判断する許容範囲が広がる。感覚が変わるのであって、組織そのものが変わるわけではありません。

短期的な変化
主に神経の許容範囲が広がる
→ 痛みの閾値が上がる
→ 動きやすくなった感覚
(組織の構造変化ではない)
長期的な変化
筋・腱・筋膜の構造的変化も起きる
→ ただし相当な時間と刺激量が必要
→ 日常のストレッチでは
  届きにくい領域がある

筋膜(ファシア)とは何か

ここで「筋膜(ファシア)」という組織の話をします。筋膜は、筋肉・骨・神経・内臓など全身のあらゆる組織を包み、つなぎ合わせている膜状の組織です。全身にネットワークのように広がっています。

この筋膜は非常に強靭です。身体を支え、衝撃を吸収するために、コラーゲン繊維で作られています。その強靭さゆえに、短時間のストレッチで物理的に変化することはほとんどありません。世界のファシア研究が示しているのは、「筋膜の構造を変えるには、相当な時間と刺激量が必要」だということです。

長年の腰痛や背中の凝りの背景には、この筋膜が固定化・線維化・ゲル化した状態が積み重なっていることが多いです。固まった筋膜には、ストレッチの刺激が届きにくい。だから「楽にはなるけれど戻る」が続きます。

ストレッチで楽になる感覚は本物。
でも、慢性化した筋膜の固定化には
届いていないことがある。
「変わらない」のはそういう理由です。

なぜ手技(マッサージ)でも変わりにくいことがあるのか

「マッサージを受けると楽になる。でも次の日には戻っている」という経験をした方も多いと思います。これも同じ構造です。

マッサージは筋肉の緊張を緩める・血流を促すことに優れています。ただ、固定化・線維化した筋膜の構造そのものを変えるためには、組織に届く刺激の「種類と量」が違います。手技では届きにくい深部の筋膜に、変化を起こすことが難しいことがあります。

「その場では楽・でも戻る」の構造

ストレッチ・マッサージで神経の過敏さが落ち着く
一時的に楽になる(本物の変化)
ただし筋膜の固定化・線維化はそのまま残る
また同じ負荷がかかると元に戻る
「変わらない」が続く

筋膜の固定化に「届かせる」ために

一つ、分かりやすい例えがあります。

歯磨きは毎日しますよね。でも、どんなに丁寧に歯磨きをしていても、歯垢は歯医者でなければ取れません。歯磨きが悪いのではなく、歯磨きと歯垢除去は「役割が違う」のです。

ストレッチと筋膜へのアプローチも、全く同じ構造です。

🪥 歯磨き = ストレッチ・体操など日々のセルフケア
🦷 歯垢の除去 = マイオセラピー(振動器具による筋膜へのアプローチ)

歯磨きをやめる必要はありません。毎日の習慣として続けることに意味があります。ただ、歯垢を放置したままでは、いくら磨いても歯の健康は保てない。身体も同じです。ストレッチを続けながら、届いていない部分には別のアプローチが必要です。

当院が振動器具(マイオセラピー)を使う理由がここにあります。振動刺激は、手技では届きにくい深部の筋膜に、直接かつ持続的に刺激を届けることができます。コラーゲン繊維の結合を変化させ、固定化した組織の質そのものを変えていきます。詳しくは当院のマイオセラピーについてのページをご覧ください。

「ストレッチでは変わらなかった」方へ

毎日続けてきたのに変わらなかった。それはストレッチが悪いのではなく、届いていない場所に問題が残っていただけです。

痛みや凝りが和らいだら——ストレッチが「気持ちいいもの」になる。身体のことを気にせず動ける。好きなことを思い切りできる。そういう状態を、一緒に目指したいと思っています。

「ストレッチを続けてきたけれど変わらない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。触診で筋膜の状態を確認し、固定化している部位に直接届くアプローチを行います。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門

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初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。

「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。

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投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。