「痛くて当然」だと思っていた。薄皮がむけるほどの施術を受けた。私が、なぜ「痛くない施術」にたどり着いたか。

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。

今回は、私自身がマイオセラピーを受けてきた経験と、そこから生まれた施術への考え方についてお話しします。

あの頃は、痛くて当然だと思っていた

私がマイオセラピーを受け始めた頃、施術は今とは異なるスタイルでした。

深層に届かせるために、強く押しつける。薄皮がむけるほどの刺激を受けながら、それでも
「深部に届いているからこそ痛いのだ」と思っていました。

施術家として学びながら受けていた私でさえ、そう感じていた。
痛みを我慢しながら受け続けることが、当然のことだと思っていました。

「これを患者さんには絶対にできない」

ある時、私はふと思いました。

施術家として知識があり、マイオセラピーの意味を理解した上で受けている自分でさえ、
これだけ辛い。

では、何も知らない状態で来院された患者さんに、同じことができるだろうか。

答えは明確でした。できない。

それが、試行錯誤の出発点でした。

痛くなく、効果がある方法を探して

体勢を変える。先端を変える。角度を変える。アプローチの順番を変える。本当にいろいろ試しました。

その過程で、一つの気づきに辿り着きました。

ファシアの問題の多くが、筋外膜と深筋膜層にある。

だとすれば、強く押しつける必要はない。むしろ強すぎる刺激は、神経を過敏にする回路を作ってしまう。必要な層に、必要な刺激量で届ければいい。

その気づきが、今の施術の核心になっています。

マイオセラピーは、進化し続けている

ここで大切なことをお伝えしたいと思います。

私がここで書いたのは、あくまで私自身が受けてきた何年も前の当時の経験です。
マイオセラピーそのものを否定するものでは全くありません。

施術というものは、どの分野でも研究と実践の積み重ねによって変化し続けます。
マイオセラピーも同様で、現在はより洗練された形で進化しています。
私自身も、その変化の中で学び続けながら、自分の臨床経験と組み合わせて今のスタイルにたどり着いています。

「痛くない」とは言い切れない。でも、過剰な刺激は必要ない。

ただ、「痛くない」とも言い切れないのが正直なところです。
その方の身体の状態によって、変わります。

同じような刺激量でも、神経が過敏になってれば、軽い刺激でも痛いですし、
慢性化が強い状態は、逆に鈍感で気持ちが良いという方もいます。
経過の中でも感覚は変わっていきます。

なぜそこが硬くなったのか。

負担が蓄積し、自力では治らないほど変性・硬化してしまった組織は、強制的に解除する必要があります。

その瞬間、身体は今までのパターンとは違う状態に急になる。身体が驚く——これがいわゆる
「カオス期」です。カオス期についてのブログはこちら

さまざまなことが起こり得る移行時期を悪いものと思わず。理解しながら改善へ

そこから徐々に馴染んでいく。

そして次のステップがあります。
痛みが出ていた場所に、また同じ負担をかけないための工夫です。
力学的に負担のかかる座り方を見直す、日常の癖を変える、体操で動きのパターンを整える。

施術で組織を解除するだけでは、また同じことが繰り返されます。
施術と、本人の理解・実践が両輪で初めて、再発しない身体に近づいていきます。

だからこそ、刺激は「必要な場所に、必要なだけ」であるべきだと思っています。

過剰な刺激の繰り返しは神経を過敏にする回路を作ってしまう。それは回復の妨げになります

必要な場所に、必要なだけ、できるだけ負担なく届ける。それが身体にとって最も自然な回復への道だと、私は今も試行錯誤しながら信じています。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門

この記事を読んで、

この施術なら改善しそうと思ったら。

初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。

「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。

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投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。