椎間板ヘルニアは手術しなくても良くなる?筋膜専門家が解説する
「手術しか方法がないのか」と感じている方がいます。ただ、手術を決める前に知っておいてほしいことがあります。
A. ヘルニアの多くは、手術なしで症状が改善することがあります。
椎間板ヘルニアと診断されても、すべてのケースが手術を必要とするわけではありません。ヘルニアした椎間板は、時間とともに自然に縮小・吸収される可能性があることが研究で示されています。
研究が示していること
MRIでヘルニアが確認された患者を追跡した複数の研究では、手術をせずに経過観察した群でも、一定の割合で症状が改善し、画像上のヘルニアが縮小・消失するケースが報告されています。「ヘルニアがある=必ず手術」ではありません。
ただし「画像に映っているもの」が痛みの原因とは限りません
ここが重要なポイントです。MRIでヘルニアが「映っている」からといって、それが今の痛みの直接の原因かどうかは別の問題です。無症状の方のMRIでも、一定の割合で椎間板の膨隆・変性が確認されることが分かっています。
「ヘルニアがある→だから痛い→手術で取り除く」という流れが必ずしも正しいとは言えません。痛みの発信源が、ヘルニアよりも筋膜(ファシア)にある場合、筋膜にアプローチすることで症状が変化することがあります。
「画像に何かが映っている」ことと、
「それが今の痛みの原因である」ことは、
別の問題です。
手術を決める前に、別の視点から確認を。
手術が必要なケースも確かにあります
すべてのヘルニアが手術不要だと言いたいわけではありません。膀胱・直腸の障害(排尿・排便困難)が出ている場合、下肢の筋力が著明に低下している場合、保存療法を十分に行っても改善しない場合——これらは手術の適応になることがあります。
ただ、慢性的な腰痛・下肢の痺れが主症状の場合は、手術を急がずに別のアプローチを試みる余地があることが多いです。
正直にお伝えします。
「手術をしない」という選択をされた場合、
筋膜へのアプローチを続けることで
変化が出てくるケースがあります。
ただし時間はかかります。
焦らず、丁寧に向き合うことが大切です。
「ヘルニアと言われたが手術を迷っている」「手術なしで改善できないか相談したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。触診で筋膜の状態を確認し、手術以外のアプローチについて一緒に考えます。
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投稿者プロフィール

- 拝志フィジカルセラピー代表
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私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。
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