腰痛が治らない本当の原因は「安静」?動かないほど悪化する理由

腰痛が治らない本当の原因は「安静」?動かないほど悪化する理由|拝志フィジカルセラピー Fascia Lab
腰痛の話

腰痛が治らない本当の原因は
「安静」?動かないほど悪化する理由

「じっとしている方がいい」が通用しない理由

こんにちは。神谷町の筋膜ケア専門院【拝志フィジカルセラピー ファシアラボ】です。「安静にしていた方がいいですか?」施術の現場でよく聞かれる問いです。痛みがあると動くのが怖くなる。「また悪化したら」という不安から、じっとしてしまう。その気持ちはよく分かります。

腰が痛いとき、本能的に「動かさない方が安全」と感じます。運動や仕事を控えて、安静にしてきた。それでもなぜか、じっとしているうちに余計に重くなってきた——そういう経験をした方がいます。

安静にしてきたこと、間違いではありません。ただ——

骨折や急性の炎症が起きている段階では、安静は確かに必要です。「動かさない方がいい」が正しい場面はあります。安静を選んできたことが間違いだったわけではありません。

ただ、慢性的な腰痛の段階では、安静が逆効果になることがあります。「じっとしているから楽になるはず」が、実は痛みを長引かせていることがある。その理由を知っておくことが、これからの改善につながります。

動かない時間に、身体の中で何が起きているのか

筋膜(ファシア)の層と層の間には、ヒアルロナンという潤滑成分があります。健康な状態ではゼリー状を保ち、筋肉と筋膜がスムーズに動けるようにしています。ところが、長時間動かさないでいると、このヒアルロナンの粘度が上がり、どろっとした状態に変質していきます。

これは睡眠中だけの話ではありません。デスクワークで2時間座りっぱなしでいた後に腰が重くなる。映画館で2時間座った後に立ち上がりにくくなる——あれも同じ現象です。動かない時間が長くなるほど、筋膜の潤滑成分は固まっていきます。

クリープ現象——姿勢が「固定化」していくしくみ

同じ姿勢を長時間続けると、筋膜はその方向に少しずつ変形し、元に戻りにくくなっていきます(クリープ)。前傾姿勢を何時間も続けると、背中の筋膜は丸まった形に適応し始め、やがて反対方向の動きが難しくなります。慢性腰痛の方に前傾姿勢の方が多いのも、この積み重ねと無関係ではありません。

動くたびに、身体は修復されている

筋肉が動くたびに、筋肉と筋膜の間にせん断力(互いにずれ合う力)が生まれます。この力が、筋膜の中にいる線維芽細胞を刺激します。線維芽細胞は適切な刺激を受けると、古くなったコラーゲンを分解し、新しいものを機能的な方向に再配置し始めます。

動くことは、身体の自己修復の基本です。動かさないことは、その修復のスイッチを切ることと同じです。

安静は、急性期には必要。
慢性期には、動かさないことが
痛みを長引かせることがある。
「じっとしている」が正しくない段階がある。

ただし「動けば治る」でもない

「動くことが回復の基本」というのは正しいです。ただ、「動けば治る」とは違います。痛みが出ている状態は、すでに筋膜に何らかの変化が起きているサインです。その変化がどの段階にあるかによって、動かすことで改善するのか、悪化するのかがまったく変わります。

自分の状態がどの段階にあるかを確認した上で、適切な動き方を選ぶことが大切です。「安静か動くか」の二択ではなく、「今の状態に合った動き方」があります。

動ける身体を、取り戻す

「痛いから動かない」→「動かないからさらに固まる」→「もっと痛くなる」——このサイクルから抜け出すことが、慢性腰痛改善の第一歩です。

動くことが怖くなくなったら。腰を気にせず歩ける。好きなことを思い切りできる。そういう身体を、一緒に取り戻したいと思っています。 痛みを我慢する生活から抜け出したい方はぜひ一度施術を体験してみてください!

 

「安静にしているのに改善しない」「動くのが怖くてじっとしてしまう」という方は、ぜひ一度ご相談ください。今の状態を触診で確認し、適切なアプローチと動き方を一緒に考えます。

慢性腰痛や背中の凝りを根本から改善したい方は、神谷町駅徒歩1分のファシアラボへ。

拝志フィジカルセラピー ファシアラボ 院長 拝志 神谷町・虎ノ門

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初回は90分。丁寧に話を聞き、触診で状態を確認してから施術に入ります。

「これは治るんでしょうか」という問いも、一緒に考えます。

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投稿者プロフィール

拝志陽介
拝志陽介拝志フィジカルセラピー代表
私が「筋膜(ファシア)」に注目するようになったのは、オーストラリアのカイロプラクティック大学で学んでいたとき、自分自身が背中の痛みや頭痛に悩まされたことがきっかけです。
その痛みの原因が「筋膜」にあることに気づき、出会ったのが、筋膜に振動刺激を与えてアプローチする「マイオセラピー」でした。
自分の身体でその効果を実感できたからこそ、この施術法は自然と、私の施術の中心になっていったのです。